coco

心をちょっとずつほぐしましょ

SNS社会を表す本と記事を読んで(4)

前回の最後に、わざわざ調査しないで、

電話番号やメールアドレスと同じように

エントリーシートに書かせればいいのに、と

書きました。

 

エントリーシートには電話番号とかアドレスは

書かないか。どうなんだっけ。

 

それは置いといて、なぜそう思うかというと、

私が引っかかってるのって結局、裏で探ってる

感じがするところなんですよね。

同意を得ているとしても、直接アカウントを

検索するのではなく、出身地や誕生日をもとに

これじゃないか、と突き止めていくやり方。

どんな文言で同意をとっているんだろう。

 

記事には、「企業調査センター」にはすでに

100社超の会社から依頼があり、1,000人以上の

調査を実施したと書かれています。

 

このセンターのホームページを見ると、

これっていわゆる身元調査なんじゃないかと

思います。

 

どんな時代でも、形が変わっても、

人間のすることは変わってないということを、

この記事を通して感じました。

 

雇用に先立ち、会社に不利益をもたらす人物でない

か調べる。危険な考えを持っていないか、悪い事を

していないか、交友関係に問題はないか…。

 

企業にとってはリスク管理、就職希望者にとっては

就職差別を受けることになるかもしれない。

 

まとめ

今回、題材にした記事の内容をあらためて

振り返ると、採用活動でSNSの調査を業者に

依頼する企業が増えているとし、その業者への

取材により調査の背景や方法を報じています。

また、これに対する弁護士や有識者の意見、

職業安定法の指針を紹介しています。

 

エントリーシートの情報をもとに、委託業者が

SNSのアカウントを検索し、面接等では見えない

部分を報告する。

 

それに対し、SNSでの言動を拾ったところで

その人の人柄はやはりつかみきれないと思うこと、

企業が裏でその人のことを調査するという方法に

抵抗を感じることを書いてきました。

 

SNS上の人間って一体何?という3つめの疑問に

触れずじまいだったので、ここで少し。

SNSでの言動や画像も、その人を表すものの一部

ではあるけど、氷山の一角と同じで、見えている

部分はほんのわずか。そして、見る人によって

捉え方が違う。

私は、今回いろいろ考えてみて、どんなにSNS

広まったとしても、それを通して自分が十分

理解されるなんて期待はしない方がいいと思うし、

誰かのことを理解したつもりにならない方がいいと

思いました。

 

ネット、スマホSNSYouTubeなど、私たちは

どんどん便利なものを使いながら生活できるように

なっているけど、それが当たり前になったり、

はまりすぎたりすると、自分を見失う気がします。

 

それらを使わずに生活するのはもはや難しいけど、

相手が信用できるかを見極めたり、

相手に信用される自分でいられるようにしたり

すること自体に必須のものではない。

 

裏アカを探す時間とお金があったら、私は

他のことに使うかなと思う。

そしてもし就活をするとしたら、そういう調査を

してる会社を受けない可能性が高いと思う。

 

という感じですかねぇ…

やっぱり、文章にまとめるのって難しいなぁ。

かと言って話すのも難しいですけど。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

次回のテーマは…ある映像を紹介します!

 

よい一日をお過ごしください🍎🍏