coco

心をちょっとずつほぐしましょ

面接

毎朝バスで通勤している。

今朝、1番前の席の前にある広告が目に入った。

「オンライン面接が初めてのあなたへ」「私と一緒にレッスンしましょう」

と書いてあった。

 

自分の就職活動の頃を思い出した。

エントリーシートの書き方とか、面接の練習とか、企業説明会とかに対して、違和感や嫌悪感でいっぱいだった。

 

今朝、広告の言葉を見たとき、私が思ったのは「これって、何か正解が決まっているんだろうな」だった。その正解に合うようになるまでレッスンしないといけない。合格するためには…。

 

合わせないといけないと思うことで感じる窮屈さがあった。採用する方は基準に合わせることを重視し、面接を受ける方は合わせることに力を使いすぎて、その人の良さや能力が見えないままになるのは、もったいないなと思う。

 

日本は、電車もバスも時間通りが当たり前で、遅れると申し訳ございませんと謝ることになっている。

決まったことに対して、律儀にそれを守ろうとする。電車やバスに限らず、そういうことが本当に当たり前になっていて、かなり無理をしてでも守ろうとしてしまうことがよくある。

決まったことに頼りがちというか、知らず知らずのうちに、決まったことをしない、をゆるさない感じができているというか。

 

心身の健康を害するレベルはもちろん、たとえば休日返上とかでも、そこまでして「当たり前」を守らなければならないのか、という疑問に行き着き、自分を守るために休む、に行き着きにくいというか。

かなり無理してでも、できるだけがんばる、を選ぶ。

 

面接の練習を否定するのではないし、結局は色々な部分を見聞きして判断するのだとは思うのですが、そこで引っかかって疲れてしまう人もいて、「それを乗り越えないと」「みんな努力してるんだから」とかではなくて、違う方法や見方もあるんじゃないかな、という方向になると少し楽になるかなと思って、書きました。

 

読んでいただき、ありがとうございました。