coco

心をちょっとずつほぐしましょ

22番

2020年12月25日に公開された映画

『ソウルフル・ワールド』

https://eiga.com/amp/movie/91943/

 

人間になる前のソウル(魂)たちの世界で、

人間の世界がいやで興味を持てるものがなく、

何百年もソウルの姿のままの

「22番」が登場する。

 

これを観たとき、私は単純ながら思った。

 

22番って私じゃん。

 

というのは、私の誕生日が3月22日であり

聞くところによると、予定日は2週間以上前

だったにもかかわらず、なかなか生まれる気配

なく、もう少し遅かったら危険な状態だった

そうなのだ。

 

そして、生まれた後はとにかくよく泣き、

あまりにも泣くので若き日の母も困りはてて

一緒に泣いていたというから…

 

よっぽど、出てきたくなかったんじゃないかと

思ってしまうわけ。

 

今も私は、生まれたときが一番勇気が要った

だろうと思う。だって、生きていることは、

こわいから。

 

今の私は、幸せだけれども、辛いと感じる

出来事は、直接的であれ、間接的であれ、

避けることはできないから。

 

その辛さが、具体的にどんなやつなのかは、

さっぱりわからないから。

 

だけど、私は生まれてきた。

そして、36年、生きてきた。

 

何となく、「ふつう」に生きていた私は、

いつのまにか、この世界にいながら、

この世界と距離をとりながら生きるように

なっていた。

たとえるならば、遠足やウォーキング大会で

一番後ろの方を歩いているような感じで

(たとえじゃなく、そういうことは実際に

あったけれど)、

あの人めっちゃ飛ばして行ってるな、とか

あの人はおしゃべりに夢中だな、とか

あの人ひとりで歩いてるな、とか

ぼんやり見ながら歩いている感じ。

 

でも、取り残されたくないという気持ちが

ちょっとあるから、急に走って追いついて

みたりもする。

 

こんな自分のことは、正直、めんどくさい。

だけど、たぶん、大切にしてるものが、

そういう自分の動きの中にあるんだろうとも

思っていて、さんざん自己嫌悪と付き合って

きた結果、今から生き方を変えるのはムリ

だし、変える必要はないのだというところに

落ち着きつつある。

 

悩まなくなるわけでないのは、変わらないと

しても。

 

人は、それぞれ弱みを持っている。

他の人と比べるものではない。

 

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久しぶりにログインしたら、昨年3月頃に

書いた下書きを発見してしまいました。

未完成なんだけど、せっかく見つけたので、

もうこのまま投稿しちゃおうと思います。

 

2023年も、よろしくお願いします!

お読みいただきありがとうございました。